【新唐人日本2011年2月15日付ニュース】先日、中国国家統計局は、1月下旬の全国50都市の食品平均価格が上昇を続けていると発表。1月の消費者物価指数は、過去最高の5%強になると予測され、中国の庶民はインフレ圧力を肌身に感じています。
旧暦の新年が明けてまもなく、中国では食品の価格が全面的に上がりました。
上海では27種類の野菜のうち、26種類が値上がりし、1種類のみが横ばい。パプリカやタケノコ、サヤインゲン、きゅうりなどは20%以上値上がりし、魚などの水産品も10~50%上がりました。
中国各地の市民は、インフレの圧力を肌身で強く感じているようです。
貴州省 杜さん:「庶民がよく使う食料豆類 野菜 果物、基本的に4倍です。給料はそのままです。以前は500元余りの食費が今は千元余り、ひしひしと感じます。生活保護世帯や出稼ぎは生活が苦しいです」
粉ミルクの価格も上昇を続けています。
天津市 魏さん:「毎回10元以上値上がり、今は80元です。中国産の粉ミルクは嫌なので
輸入品しか買いませんが。住宅価格も、物価も教育支出も上がり、給料だけ上がらない」
化学肥料の値上がりで、農業では利益が上がらず、農民は出稼ぎせざるをえません。
遼寧省 王さん:「現金収入には出稼ぎです。農業ではやっていけません。油は今55元、以前は42元、大きく値上がりました。電話 電気 食用油 野菜、特に高価です。皆不満を募らせます。収入が増えないのに支出は増えたからです」
報道によると、飲料、家電、建材、家具、石油製品など多くの業界は、2月か3月に値上げをする予定。消費者物価指数は6%を超えるとすら予測されています。
新唐人テレビがお伝えしました。
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